剛毛であっても頭皮の血行が悪くなれば薄毛になる
石鹸シャンプーは頭皮に残留して弱らせ、自然乾燥で頭皮を冷やして血行を悪くする。
今回ご相談下さったのは、40才代の男性です。若い頃は剛毛で自分が薄毛になるなんて思っていなかったらしい。
薄毛になるような要因=家系的要因・薄毛になりやすいタイプではないのだから、普段からのヘアケアに関する習慣がまずかったと言えるご相談です。
剛毛の人は薄毛になりづらいですが、頭皮の血行を悪くするようなヘアケアの習慣を続けていると薄毛になることがあります。それが石鹸シャンプの使用と自然乾燥です。
理美容業界が進めているので、信じたい気持ちは分からないではないですが、現実に薄くなっているのですから現実を直視するべきです。
40才代の剛毛だった男性のご相談
元々剛毛で髪の毛に関して悩むことはなく、世間的に良いと言われている石鹸シャンプーを使い、自然乾燥していたそうですね。
なぜ自分が薄毛になってしまったのか理解できないので、ご相談下さったのです。
自分のことを理解せずに、効果だけでなんとかしようとする人が後を絶ちません。この男性は薬を飲む前にご相談下さったのが救いになりました。
この男性のご相談時の状態は以下の通りでした。
- 抜け毛は細い毛ばかり
- 若い頃は剛毛だったのに、細くなり腰がなくなってしまった
- 5年くらい前から急に薄くなり始めた
- 家系の中に薄毛の男性はいない
- 石鹸シャンプーを長年使用=20年以上、自然乾燥をしいる
- 仕事は車を運転していることが多い
- 他に体質的な問題や内臓系に問題は一切ない
現代医学の世界では、こんな男性の場合はAGAだとして、必ずフィナステリドかデュタステリドが処方されます。
が、どう考えてもDHT(ジヒドロテストステロン)が問題の薄毛とは思えないのですね。家系的要因がないのですから。
私が見る限りでは、石鹸シャンプーで頭皮のバランスを崩して弱らせて、自然乾燥で頭皮を冷やすことが習慣になっているから、頭皮の血行が悪くなると同時に車の運転で頭皮と心身が緊張してさらに血行を悪くしていたのが問題なんじゃないか?と思えるのです。
男性ホルモンの問題がないとは言いませんが、影響度はかなり低いのではないか?と推察します。男性ホルモンに限定してしまい、他の原因を考察しない方が危険です。
どんなケア方法が必要か?
- 問題は頭皮が弱って血行を悪くしていること
頭皮を本来の状態に回復させるケア方法が優先順位一位
- 車の運転で頭皮と心身が緊張している
歩く時間を作ることとお風呂では湯船に15分ほど浸かって「ホッ」と息を抜くこと
元々剛毛で毛を作り育てる能力のあるタイプなので、ご自身本来の頭皮に回復すれば自然と髪の毛は増えてくると言えます。