頭皮の洗い過ぎで頭皮が弱っている人ばかり
頭皮を清潔に洗い過ぎて頭皮が弱り痒みやフケ等のトラブルを抱えて薄毛になっている人ばかりになっています。
頭皮を洗い過ぎると、皮膚表面を保護している皮脂を取り過ぎることになります。
皮脂を取り過ぎると皮脂の分泌量を増やす上に、角質層を活性剤で直接こするになるので頭皮自体を痛めフケ症になります。その上、皮膚常在菌のバランスを崩すので頭皮が痒くなったり臭いが発生したります。
今の頭皮の状態をご自身で確認するなら、湯シャンで頭皮と髪の毛を洗ってみることです。2日か3日湯シャンをして、痒みが出たりフケが出たり臭いが出たりするなら、洗い過ぎで頭皮が弱っている可能性が高いです。
60才の男性のご相談
今回ご相談下さったのは、60才の男性です。LINEでの相談です。
何十年もシャンプーは使っていないようですが、皮膚科で脂漏性皮膚炎と診断されたらしいですね。その為の治療はしていないとのこと。
- 頭皮はココナッツ洗剤を薄めて洗っていた。今は1週間~2週間に一度使用。
- 普段は湯シャンのみ、痒みが出てきたら重曹を使用(1週間に一度くらい)
- ドライヤーで乾かすと20本くらい細くて短い毛が抜ける
- 血圧が低めで頭皮にまで血を巡らす力が弱い
- 40才の頃から気になり始めた
- 乾燥肌だが頭皮は少し光っている
今現在多くなっている頭皮を清潔にし過ぎて、頭皮を弱らせている状態ですね。乾燥肌なのに頭皮が光っているのは、皮脂を取っていたから皮脂の分泌量が増えてる状態。
その上、皮膚科で脂漏性皮膚炎と診断されているのすから、ストレス過多か食習慣で動物性の脂が多いのだと思います。
頭皮を清潔にする・血圧が低い・ストレスと食習慣が薄毛の原因になっているのでしょう
ちゃんとケアに取り組めば改善しやすいタイプ
この方の場合は、何を間違ったのかココナッツ洗剤で頭皮を洗っていたのが致命的です。洗剤の使い方の中に書いてあったらしいですが、脂を落とす作用が強いから洗剤として売られているのを理解する必要があります。
- 洗い過ぎになっている=皮脂の分泌が増えて、頭皮を痛めて弱らせる
- 頭皮を清潔にし過ぎた=脂漏性皮膚炎のようになる
- 血圧が低め=頭皮に血を巡らす力が弱い
- 年齢的に回復力低下=人は誰でも年齢を重ねると回復力が低下していく
- 重曹の使用=脂を分解する作用が強いので皮膚の保護膜を取り去る
こんな場合の育毛方法はどうするか?
この人の場合は、単にヘアケアの方法を間違っていただけなので、そこを修正すれば良いだけです。
ただし、皮膚科で脂漏性皮膚炎と診断されているので、本当に脂漏性皮膚炎になっているかどうかを確認するのが先決です。
脂漏性皮膚炎になっている可能性を考慮して取り組む必要があり、脂漏性皮膚炎ならその為のケアを行い、そうでなければ本来の毛を育てる頭皮に回復するケアに取り組むと良いのです。
皮脂は人の体を守る為に分泌されている分泌物です。清潔にするとはその保護膜を取り去ることになり、頭皮の皮膚常在菌のバランスを崩す元にもなります。
以上のような育毛方法が必要ですね。もし、もっと詳しく知りたい場合は以下の2つの電子書籍をご参照下さいませ。