効果を求めれば求めるほど女性の薄毛はこじれてしまう
女性の薄毛は、皮膚科・リンパマッサージ・育毛サロン・育毛剤と効果を求めて取り組むと、治らないだけでなく悪くなるだけになっている女性がとても多い。
その理由は、女性が薄毛になってくるのは、その女性自身の体の中に薄毛になる要素が隠れていて、外部の影響(カラー・頭皮を清潔にする等の習慣)が原因になって薄毛が発症してくることが多いからです。
体の内部に薄毛になる要素がある女性は、外部の影響で頭皮が弱っていることが多く、妊娠や更年期の頃になると毛に腰が無くなり、ボリウムダウンを起こし、地肌が見えるようになり、薄毛になりやすいのですね。
パントガールを飲んだり、ミノキシジル系の育毛剤を使ったり、ミノキシジルタブレットを飲んだり、水シャン(一種の温冷浴)をしたり、頭皮の毒だしマッサージをしたりと色々と取り組む人が多いです。
それぞれには効果があるのかもしれませんが、体の内部に要素があり外部からの影響で頭皮が弱っている場合には、それらはマイナスに働きこじらせてしまうことがほとんどなのです。
今回は、そんな女性のご相談者の話です。
40才代の女性のご相談
元々は髪の毛の量は多い方だが、薄毛が気になり始めて色々やり過ぎた結果、頭皮がヒリヒリするようになった。
この女性のご相談時の状態は以下の通りでした。
- 完全な低血圧
- ハウスダストアレルギーで、少し皮膚が弱い
- 20才代の若い頃から、縮毛矯正を定期的に繰り返してきたが、カラーはしていない
- シャンプーも良いと言われるものを色々使ってきて、今は水シャンをしている
- 更年期の症状は出ていない
- 薄毛が気になり始めてから、育毛剤を使ったり、育毛サロンに通ったり、皮膚科に行ったり、リンパマッサージをしたり、いろいろしたけど効果がなかった
- 今はシャンプー時の抜け毛が50本くらいで、細い毛と先細りの毛が半分くらいある状態
とっても状態が悪いと言えます。色々取り組んでいるのになぜ駄目なのか?それは、この女性にとって問題になっていることを考慮に入れて、薄毛になる要素を考慮に入れて、薄毛の原因になっていることを改善する方法を採っていないからです。
どういう方針でケアを行うのか?と、どんな経過を辿って改善していくのか?と言う方向性が全く見えないですよね。
医療側は製品を提供するだけで、サロン側もサービスと製品を提供するだけで、何が悪いのか?何が問題なのか(要素は何か)?何が原因のか?どのように改善していくのか?が全く分からずに「効果があるから飲みましょう。使いましょう。」ですから良くなることはないです。
いくら米国FDAで効果が証明されていても、その人にとって効果があるかどうかは、条件が違えば全く別問題になりますからね。
「効果があればなんかとなるだろう」と考えて、その育毛効果で頭皮や心身の状態を悪くして薄毛が進行している人が男性女性にとても多いのです。
この女性にはどんなケア方法が必要か?
- この女性は色々やり過ぎて頭皮の衰えが激しい上に、今後は更年期と言う女性特有のマイナスの要素が絡んでくることを考慮にしれないといけません。
- 頭皮の状態が悪過ぎるので、頭皮への水分補給と保護するケアで皮膚の改善を促す必要があります。
- 今までのケアで生えている毛が悪過ぎ、頭皮が改善しても生えている毛には影響が及びません。その為、頭皮の状態が改善しても、それまでに生えている毛の状態が悪いので、正常な髪の毛に生まれ変わってくるのには、半年以上の月日がかかり、その本数が増えてくるには2年から3年の年月がかかるでしょう。
- 血を巡らす力が弱いですから、足の筋肉を使う習慣が必要。
生活の中で歩く時間を意識的に作る。自転車を使うなら歩く、バス停を一つ少なくする等々
- 更年期を迎えるので、食を見直して添加物や残留農薬の少ない食生活を続けること。
一汁二菜か一汁三菜を心がけるのが良い。
いろんな効果のあるものに頼るより、人の体を治すのはご自身の免疫力や回復力なので、ご自身本来の回復力を高める方法を採る方が有利ではないか?と思いますね。