更年期の女性は薄毛になりやすが無理をしちゃ駄目
更年期に入り始める頃(35才以降)から抜け毛が増えて薄毛になっていく女性が多くなっています。。大事なことは髪の毛よりも、頭皮と心身の健康度と養生方法。
増えている抜け毛を減らそうとしたり、何とか発毛させようとすると、更年期を過ぎた頃に更年期に焦って行ったことの負担が表面化してきます。
育毛相談サイトに寄せられるご相談では、主に美容外科で行われる「成長因子の頭皮への注射」「プタセンタの注射」「ミノキシジルの頭皮への注射」が多いです。他にあるのが、大学病院の脱毛外来でのミノキシジルの塗布薬です。
更年期の頃から抜け毛が急増して薄毛になる
今回は、現在は42才の女性のご相談者を紹介します。
メールでのご相談で、「39才の頃から年々薄くなって、何をしても全く改善しない」とメールでお知らせ頂きました。
抜け毛は多くないようなことも記述されていたので、育ってきている毛が細くなり、柔らかくなってきたが為に、地肌が見えるようになっているのでしょう。
何をしても改善しないのでご相談下さったのです。以下ご相談内容の概略です。
更年期の女性のご相談内容
- 髪の毛は元々多かったのに、39才以降に年々地肌が見えるようになる(更年期の女性に多い)
- カラーは20歳の頃から年に1回か2回していただけで、頻繁にはしていない(皮膚の弱い女性に多い)
- いろんな育毛剤を使ったし、病院で「成長因子の注射」を受けたけど、全く効果がない(更年期の女性に多い)
- 現在、頭皮が痒くてフケが多く、抜け毛に尾っぽのようなものがくっ付いてくる(皮膚の弱い人に多い)
- アトピー体質で皮膚はかなり弱い(薄毛の人に多い)
- 血圧はかなり低め(上は100いかない)(薄毛の人に多い)
更年期に多いパターンで皮膚の弱い人に多いパターンであることが分かりますね。
この更年期の女性の育毛の問題と薄毛の原因は?
元々皮膚が弱いのに、若い頃から年に1回か2回カラーをしています。たぶん、若い頃だからシャンプーも市販の脂分を取り過ぎるシャンプーをお使いになっていたと予測します。
アトピー体質ではない人なら年に5回6回カラーをしても大丈夫でも、アトピー体質の人なら年に1回か2回でもかなりの負担を受け頭皮が弱り血行が悪くなることになります。
アトピーでない人が鉄の壁だとしたら、アトピーの人なら紙の壁のように弱いからです。
そんな体質でも、女性ホルモンが弱い壁を補うことが出来ていることが往々にしてあるのです(そうではない人もいますよ)。
更年期以降は女性のホルモンの支えが無くなっていく
更年期が近づいてくると、弱い壁を補う力が減ってくるので、段々と弱った血行になってきて、生え替わって来る毛が細くなり柔らかくなってきます。
その上、この女性は血圧が低くて元々頭部にまで血を巡らす力が弱いのですから、上記の状態が促進されることになりますね。
対症療法は頭皮と心身に負担になる
その時に採った対策が、「育毛剤の効果・作用で何とかしよう」と「成長因子の注射」だったわけです。
この対策が、この女性の育毛の問題点や薄毛の原因を解決するものでしょうか?
全く違いますよね。そればかりか、弱っている組織に作用や刺激・無理を強いているのですから、頭皮がさらに傷んでしまうわけです。
それを表しているのが、痒みとフケです。
更年期の女性に多いパターン
更年期の女性に多いパターンですね。元々髪の毛が多かったのに更年期に入る頃から段々髪の毛に異変を感じ、美容外科や大学病院の脱毛外来に通っても上手くいかないパターンです。
元々髪の毛が固くて太くて多い人は、まさか自分が髪の毛のことで悩むなんて思いもよらないので、いざ髪の毛に異変を感じると焦ってしまうのです。
美容外科や大学病院の対症療法は魅力的に見える
この女性の場合は、地肌の見え方を訴えられていたので、髪の毛が細くなり軟毛化して毛のボリウムが減り地肌が見えやすくなっていたのでは?と推察します。
この女性同様多くの女性は、更年期でどうしようもない時期に、何とか元に戻そうと効果があると言われる対症療法に走る傾向にあります。特に医療機関が訴えていると、医師だから医療だから問題ないだろうと判断するのですね。
更年期を過ぎた女性の場合はどうか
更年期を過ぎた女性の場合は、「この年齢だから元に戻るなんて望んでいないので、毛のボリウム感と地肌の見え方が少しでも改善できれば良い」と訴えられる方が多いです(心の中では「若い頃のように」と思っているでしょうけど)。
この更年期の女性に必要な育毛方法は何?
更年期に入り始める頃の女性の場合、髪の毛が急激に悪化するのは、主にエストロゲンの急激により今まで支えていたものが無くなっていく為に出ている症状だから、これを防ぐのは難しい場合が多いです。
ホルモンのバランスが急激に崩れますから、心身にも余裕が無くなります。だから、更年期には心身が健康になる養生法が大事になります。
ちなみに更年期を過ぎた女性の場合は、ケアの方法を間違わなければ(特に更年期の時期の頭皮と心身の健康の為の養生法を採っていれば)、思っている以上に髪の毛が増えるようになる場合が多いです。
更年期の頃の頭皮と心身の養生法
この女性にも助言して実践して頂いている頭皮と心身の養生法です。それは以下のような生活習慣です。
- 頭皮は頭皮はお湯でしっかり洗い。
- できりだけ少量のシャンプーで髪の毛の梳き洗い。できたらアミノ酸系のシャンプーを使用。
- 頭皮に栄養を与えるのではなく、保護して守ってあげるケア法を採る
- 食事は、毎日納豆を1パック摂り、弊社で扱っている「どこでも野菜」を1日2包摂る(緑の野菜を1日300グラム摂る)
- 毎日足を使って歩くことを1時間くらいは取る(買い物や遊び、何でも良いから歩く機会を作る)
- 夜寝る前にはPCやスマホは見ない
- お風呂に入る時は、夏場はぬるめのお湯でも良いので10分~15分くらいは湯船に浸かる
- お風呂から出たら、軽く体を解してすぐに寝る(お風呂に入る前にやることは全て終わらせておく)
だいたい上記のように助言しています。もし、もっと詳しく知りたい場合は以下の2つの電子書籍をご参照下さいませ。