髪の毛をキレイに魅せるのと髪の毛が元気になるのは真逆
男性でも女性でも髪の毛をキレイに格好良く魅せながら頭皮のケアを行って上手くいかない場合が多い。
ヘアケア製品のほとんどと理美容業界の仕事は、髪の毛をキレイに魅せることです。
髪の毛をキレイに魅せるヘアケア製品やそれを目的とした理美容室でのヘアケア業務は、髪の毛にメイクをしたりカラー剤を入れ込んだり・縮毛矯正の為の薬剤を使用したりと、頭皮に負担をかけることになるので髪の毛の質が悪化することがとても多いのです。
ヘアケアの方法自体を変える
男性の薄毛と言うと、ミノキシジルやフィナステリドを使うと言う話が多いですが、薄毛になるのはホルモンだけが原因ではないのです。
今回ご相談下さった方男性で30才代の方は、小さい頃からフケ症だったらしいのに、皮脂を取って髪の毛をキレイに魅せるシャンプーを使っていたので、弱りかけていた頭皮が弱ってしまい、本来の血行が悪くなっていた為にが薄毛になっていたのです。
今回は、そんな男性のご相談者の話です。
38才の男性の薄毛のご相談
今回ご相談下さった男性の方には、最終的には「美容師さんが髪の毛をキレイに魅せる為のヘアケア製品を使いながら、育毛のケアを行おうとしているのと同じですよ。」と指摘しました。
小さい頃からフケ症で、全然治らないとおっしゃっていたので、フケの原因菌の繁殖が激しいのではないかと思ったのですね。
この男性はメールでご相談下さいました。その時承った内容は以下の通りでした。
- 小さい頃からフケ症(何歳頃からは不明だが、中学生頃からでは?と推測)
- 血圧は正常で、特に心身に問題はない
- 元々の髪質は細くて柔らかいらしいので、毛を育てる力が弱いタイプ
- パーマを頻繁に行っている、25才頃から年に2回~3回。
- ドライヤーは熱くない温度で大体乾かし後は冷風で乾かす
- アレルギーはない
- 食習慣は自宅で偏っていない
- フケ症を治す為に保湿をしているが治らない
- 頭頂部からつむじにかけて薄くなっている
以上がこの男性の大まかなご相談内容です。
ご相談内容を聞いた時、「え?何が問題のだろう?」と考え込んでしまいました。
が、よくよく読み込みお使いになっていたヘアケア製品やケア方法を見直してみると問題点が分かってきました。
それは、「髪の毛をキレイに魅せる為のヘアケア製品を使い(それも皮脂を取る)」「定期的にパーマをしているので、頭皮が弱っている」ことと「ドライヤーの使い方で頭皮を冷やしている可能性が高い」ことと「頭皮の皮膚常在菌のバランスを崩している」ことでした。
この男性の薄毛はどうすれば改善するか?
最大のPointは、頭皮の皮膚常在菌のバランスを改善することです。ここをクリアしないと毛を無くすことがあっても回復することはないと思われます。
ヘアケア製品とドライヤーの使い方と定期的なパーマの中止は必須ですね。
- フケ症を改善する為に、皮膚常在菌のバランスを取り戻すこと
- 脂漏性湿疹になっている可能性もあるので、そのことを考慮に入れたケアを採る必要があります
- フケ症が改善したら髪の毛が回復している可能性があります
- 頭皮の状態次第では、髪の毛の回復力を高めるケア方法に舵をきる
いろんな人が、いろんなことを情報発信されていますので、ご自身にとって何が大事なことかのを知った上で取り組んで欲しく思います。