毛を育てる素質がない薄毛
毛を育てる素質がないのに、毛が育つ心身のベースを崩している薄毛
女性のご相談者です。実は女性の薄毛は、元々毛を育てる素質がないタイプなのに、毛の育ちを阻害するような生活習慣を取っている人がとても多いのです。今回はその代表例のような薄毛の女性を紹介します。
毛を育てる素質がないのを考慮していない
元来女性が薄毛になることはないのですが、2000年(平成12年)以降急激に女性の薄毛や頭皮のトラブルでお悩みのご相談が増えてきました。その代表例のような女性のご相談者です。
- 皮脂の分泌が少ない
皮膚の抵抗力が弱い
- アトピー体質で体の防御力が弱い
外部からの作用や環境の変化に弱い
- 高校生の頃から1カ月に1回はカラーをし、25才くらいからは2カ月に1回している
皮膚の抵抗力が弱く、外部からの作用に負けやすいのに1カ月に1回カラーを続ければ、その作用で頭皮や毛を育てる力が弱り毛の育ちが悪くなります。
- シャンプーは主に美容院で販売しているものを使い、トリートメントも同じメーカーのものを使用している。
基本的に美容院で販売しているシャンプー等のヘアケア製品は、髪の毛を綺麗に魅せる為のもので髪の毛にとっては上質ではあるのですが、洗顔をした後にメイクをするようなものなので頭皮が衰えやすくなります。
- 食事はコンビニ食が多い
ビタミン・ミネラル・タンパク質等の普通の栄養が摂れない上に防腐剤や他の添加物が多いので、毛の育たない原因になりやすいです。
- たばこを1日1箱吸う
血が濁りやすい
- ピルを飲んでいる
毛の生育にとり良いのか悪いのかまでは今のところ不明です。タバコを吸っているとか肥満であるとではない限り問題はないように思いますが、ハッキリとしたことは今のところ不明です。
元々毛を育てる素質が弱く、かつ外部からの作用や刺激にも弱いタイプなのに、それを考慮したヘアケアや食習慣でなかった結果が以下のような写真の状態です。
毛を育てる素質が弱い場合
毛を育てる素質がないとか弱い場合は、以下に注意する方が良いです。
- 頭皮を清潔にすようなシャンプーは使わない、そんなシャンプー法は採らない。
- カラーはしない。どうしてもカラーをするなら自然のヘナで年に1~2回程度。
- 食事には注意。コンビニ食やファストフード・甘いものは摂らない。季節の野菜・果物・自然栽培の玄米・魚介類中心に摂る。
本来の頭皮の状態に改善するケア
食事や体を動かすことは助言した上で、頭皮を本来の状態に改善するケアに取り組んで頂きました。
毛を育てる素質がないとか弱いタイプの場合、元々持っている力が弱いこともあり、半年や1年で良い結果に結びつくことはありません。が1年後に撮った写真が以下の通りです。
多少薄い部分に毛が増えているようですが、カラーをしながらのケアでもあるので、少しの改善しかできていませんね。
食習慣や体を動かす習慣もどこまで出来ているのか?確認できていないので分かりませんが、あまり出来ていないのではないか?って感じます。