又だ、更年期の女性の薄毛は焦って色々やってこじらせている
更年期の女性は、薄毛になると焦ってしまい、効果のあるものを探してさまよっている
更年期の頃になると(35才を過ぎる)女性のホルモンの一つであるエストロゲンの量が減り始めます。エストロゲンは女性のお肌のキメや綺麗さふくよかさに役立つホルモンなので、髪の毛の量やハリ・腰にも大きく影響しています。
エストロゲンが減り始めるので、それまで女性のゆたかな髪の量や艶やかさを支えていたホルモンが減ってくるのです。
同時に白髪が増え始めるので、カラーを頻繁に行うようになりますから、支えるものが無くなるのに頭皮に負担を与える回数が増えるのです。
更年期43才の女性からのご相談
今回ご相談下さったのは、43才の更年期の女性です。
髪の毛のことが気になり始めて、クリニックで相談したところミノキシジルタブレットを飲むように言われて3か月くらい飲んだらしい。
ミノキシジルの育毛剤を1本使ったけど、何の変化もなし。
異常な抜け毛と頭皮のかゆみでどうしたら良いのか分からず、ご相談下さったようです。以下ご相談内容の概略です。
更年期前後の女性によくあるご相談
- 10才代20才代は2か月に1回カラー、30才を過ぎてからは3週間に1回カラー
- アレルギー体質で皮膚はとても弱い
- 現在、頭皮が痒くて抜け毛が洗髪に100本以上ととても多い。最近先細りの毛が目立つようになった
- 髪の毛が細く柔らかくなり自分の髪の毛じゃないみたいになった
- 市販のシャンプーやスプレー・ワックスをずっと使ってる
- シャンプーをするのは夜と昼の1日2回
- 30才代の頃は食事が乱れていた
- 38才くらいから生理の出血がとても多くなり、生理自体が不順になった
- ひどい貧血もち、毛を育てる力が元来弱いタイプ
- 子宮筋腫を患っている
抜け毛が急増し薄毛になって当然のご相談ですね。でも、この方と同じような状態で薄毛になっている更年期の女性はとても多いです。
医療機関に相談される方が多いですが、この方のように明らかに血に問題があると分かるのに、ミノキシジルタブレットを勧める医師がいたのには驚きを隠せません。恐ろしい時代になったものですね。
頭皮が弱いのに攻撃を与えることばかりしている
元来皮膚が弱いタイプの方なので、若い頃に髪の毛が多いからと安心して縮毛矯正やパーマ・カラーを頻繁にし朝昼と1日2回シャンプーしてたら、そりゃ皮膚は痛んで弱ってしまいます。
その上、更年期が近づくとふくよかな髪の毛を育てる支えをするエストロゲンの分泌が減ってきますから、それまでのヘアケアを続けると毛の生育が悪くなってきます(細くなり・柔らかくなり・成長期が短くなる毛に生え替わっていく)。
この方の場合は、子宮筋腫を患い生理時の出血が増えていて、貧血を起こすくらいになっていますから、毛を育てるのに必要な「血」にも余裕が無くなっていたんです。
頭皮を痛めて弱らせて皮膚疾患のような症状にしてしまい、かつ「血」が不足するような体質になっているのです。
当然、育たない毛が急に増えてきますから、抜け毛が急増して薄毛になってしまっているのです。
抜け毛が減れば何とかなると思っている
このご相談者の方には、相当状態が悪いことを上記のことを理由に添えて説明しましたが、抜け毛が減れば何とかなると思い込んでいたようでした。
薄毛になる時、抜け毛の急増が伴うことが多いので、この方のように「抜け毛さえ減れば」と判断する人がとても多いです。
この判断には「なぜ抜け毛が急増しているのか?」の考察が全くないのです。本当は「なぜ抜け毛が急増しているか」の答えの中に薄毛を治すヒントが存在しているのにも関わらずです。
ご自身のタイプと頭皮と心身の状態に合わせた育毛方法が必要
今回の女性の場合は、先に必要なのは頭皮が何らかの皮膚疾患を患っていないかどうかを確認することが先に必要です。
それをせずに、薄いからと育毛のケアに取り組むと、皮膚疾患だった場合には頭皮の状態がさらに悪化して髪の毛を無くすことにもなりかねません。
ここ10年くらいで、そんな頭皮の人が多くなっています。
頭皮が弱っている、更年期で心身に余裕がない場合
- この女性の場合は、更年期で髪の毛の生育を良くするには限度がありますから、悪い食習慣を見直すことが先決
- 弱っている頭皮や元々弱い頭皮への育毛剤の使用は負担になりやすい
- 頭皮が回復しやすいように○○補給と保護するケアが必要
- 更年期が開けるまでは、毛が増えるとは減るとかは気にせずに、心身の状態を良くする習慣を続ける
- 時間がかかるし見違えるような効果は出ないが、少しずつ髪の毛の状態が良くなり、増える方に移行するようになります
以上のような育毛方法が必要ですね。もし、もっと詳しく知りたい場合は以下の2つの電子書籍をご参照下さいませ。