毛が太くて本数が多い人の薄毛の育毛相談
毛が太くて本数が多くてセットできないのが悩みの人でも条件が揃えば薄毛になることがあります。
今回は女性の方の育毛相談です。年齢は40才前後で多くの女性が薄毛になって悩んでいる世代ですね。
この世代の女性に薄毛の人が多くなっているので女性ホルモンの低下が原因だと言われ、FAGAなんて言葉が生まれていますね。
毛が太くて多いのが悩みだった
若い頃(35才くらいまで)は、毛が太くて多いのが悩みだったらしいです。梳かないとセットできないと言うのが悩みですね。
薄毛に悩んでいる人は、元々毛を作る素質がないのですから羨ましい悩みです。こんな人は周囲から見ても薄い・少ないのが分かりますから「悩んでいるだろうな」と理解してもらえます。
悩み自体は深い
が、毛が多かった本人にとっては、元々毛が多いのが当たり前だったのに急に減り普通になってしまい、今後どこまで進行するか分からないことと何をしても解決しないこと・周囲の人に理解してもらえないのが悩み(実際美容外科で受診しても「問題ない」と言われるだけ)なのです。それだけ悩み自体は深いです。
育毛相談で分かったこと
今回の女性の方の育毛相談で分かったことは、以下の通りです。
- 皮脂の分泌量は少ない
- 頭皮に赤みがあり、フケも出ている
- 頭皮が痒くてストレスになっている
- 温浴では70本以上抜けている
- 抜け毛の中の、細くて先細りの毛の割合は3割以上
- シャンプーの残留が激しく、10分の温浴では排泄し切らない状態
- アレルギー体質
- 血圧が低く朝起きるのがつらいらしい
- 20才のころから年に3回37才までカラーをしていた
- 育毛サロンで「弊社の製品で脂をとって、弊社の育毛製品を使えば生えてくる」と言われて使用した
上記を見たら、「そりゃ薄毛になるでしょう!」って状態と過去のケアですね。
この女性は遠方の方なので、時折製品をお送りしていますが、その後の経過がどうなっているのか?は分かりません。
更年期(女性ホルモン)はきっかけに過ぎない
2022年の現在女性の薄毛は女性ホルモンの減少と実しやかに言われています。
ご相談を承りケアの助言をしていると、女性ホルモンなんて関係なく改善していく人がとても多いです。48才で子宮筋腫を患っている人でも改善していますから、女性ホルモン云々の話は気にしない方が良いかと思います。
育毛相談から分かった原因と問題点
- 皮膚の抵抗力が弱いのに、皮脂を取ってさらに弱めていた
- 頭皮を弱めながらカラーをしていたので、さらに頭皮を弱らせていた
- 年齢を重ねて、心身の回復力が落ちてくるに従い、生え替わってくる毛に「1」と「2」の影響が出てきていた
- 結果頭皮の血行が悪くなり、成長しない毛が増えていたのに育毛サロンで皮脂を取るケアを行い、状態をさらに悪くしてしまった
- それだけはなく、もしかすると脂漏性湿疹・皮膚炎のような皮膚疾患を患っているような症状になっている
「1」「2」を見直し本来の頭皮に改善することが先決なのに、それをせずにさらに悪化させてしまったのが問題ですね。