皮膚が弱いのに洗い過ぎ・効果求め過ぎ
子供の頃アトピーだった人や小児喘息(ぜんそく)だった人は、習慣や環境の影響で薄毛になりやすいの要注意です。
皮膚が弱いのに、頭皮を洗い過ぎてミノキシジル系育毛剤を使うのは、毛が育たなくなる為に行う育毛方法です。
現にこと方の抜ける毛には、細く柔らかく先細りの毛が7割くらになっていました。まだ5センチから10センチくらい伸びているからマシですが、これから急激に髪の毛がなくなっていくような状態です。
現在、シャンプーしないと1日で頭皮がベタベタで朝晩1日2回シャンプーしているらしい。
育毛相談サイト運営元の育毛相談室Cocoonにご相談下さるの8割くらいの方が、アトピー(子供の頃含む)体質・喘息(子供の頃含む)体質・ハウスダスト・犬猫アレルギー等のアレルギー体質の方で、皮膚の抵抗力が弱い人がとても多いです。
こんな体質の方には、現代の日本社会ではすごく生きづらい環境になっています(食・化粧品・空気・水等)。自分の体質を理解して避けるよう努力してほしいですね。
31才の男性のご相談
元々毛を育てる力が弱く、細くて柔らかい髪質の31才の男性のご相談です。Cocoon育毛相談室にお越し下さいました。
薄くなり始めると、多くの方は何とかしようと効果のあるもの探しをして、医学的に効果が証明されているものを使いたがります。そこには、ご自身の体質だったらどうなのか?の視点がありません。
この方の場合、アトピー体質で作用や刺激には負けてしまう体質なんですから、効果優先のものが一番使ってはいけない製品なんですね。
元々毛を育てる力が弱く、皮膚の防御力も弱いのですから、効果で何とかしようとするのではなく、髪の毛が育つような頭皮と心身の環境を整えることを続けるのが必要なのです。
- 頭皮は所々赤くなっていて、ニキビのような吹き出物が3個くらいできている(ミノキシジルの後遺症)
- 頭皮は朝晩1日2回洗わないとベタベタになる
- 元々は毛は細く柔らかく本数は少なめ
- 抜け毛は、細くて先細りの毛が7割くらいで、本数もかなり多い=50本くらい
- 頭皮は固め
- ミノキシジル系育毛剤を5か月程度使用する
- シャンプーは皮脂を取る作用が強めの物を8年ほど使用する
- 他のヘアケア製品はスーパーハードのワックスを長年使用
- 小児喘息・ハウスダスト
- 家系的には薄毛や男性のハゲはいないが、弟は自分よりも薄い
頭皮の洗い過ぎで毛を育てる組織が弱ってしまっている状態ですね。
そこにマイナスになったのが、ミノキシジル系育毛剤を5か月程度使用したこと。
ミノキシジル系育毛剤の使用を中止して、すぐにご相談にいらっしゃっているので、今現在ミノキシジル系育毛剤の結果が抜け毛の中身に出ていると言えますね。
ミノキシジル系育毛剤使用後のケアは苦労する
問題と思われることを箇条書きにすると以下のようになります。
- 朝晩洗わないとベタベタするのですから、洗い過ぎの弊害が出ている(洗い過ぎがマイナスに働いている)
- ミノキシジル系育毛剤の作用でさらに頭皮が疲弊して頭皮に正常な血行・血流を流す力が無くなっている
- 皮膚の抵抗力・回復力が弱いので、効果や作用では負担になる
- その間、何もできないので髪の毛が無くなっていくだけになり、その後に回復するのにも時間がかかり、どこまで回復できるのかが不明
こんな状態にしてしまうので、頭皮を清潔に皮脂を取るケアやミノキシジル系育毛剤は効果があっても使わない方が良いです。
こんな場合の育毛方法はどうするか?
弱っている頭皮を保護して休ませるケアが必要。ただし、皮膚常在菌のバランスを崩している可能性もあるので、それを改善するケアを併用することが必要。
現状急激に薄毛が進行し始める状態になっているので、見た目には進行しても頭皮が正常に戻り毛が育つ力が回復してこないと何もできない。
見た目に頭皮の状態が改善しても、血行を良くするケアを始めると一気に悪化して赤くなることがあるので注意が必要。ミノキシジル系育毛剤使用後の要注意点。
慌てずゆっくりと改善していくしか方法がないのが、ミノキシジル系育毛剤使用後のケアの特徴です。
以上のような育毛方法が必要ですね。