皮脂が多いと抜け毛が増えるか?
皮脂が多くても抜け毛が増えるわけではありません。
「皮脂が多いと毛穴が詰まり毛が生育しなくなるので、抜け毛が増えて薄毛になる」と、それらしく言われているだけです。
皮脂とは何か?
増えた皮脂が毛穴に溜まっているように見えるのです。まるで試験管に水を一杯入れたように。
皮脂を取ると頭皮を痛める
皮脂は皮膚=体の保護膜なので、これを取ると洗浄成分で直接皮膚を洗うことになります。
洗浄成分は皮膚の角質層を削り取るようになるので、皮膚=頭皮を痛めるのです。
結果、皮膚が弱って毛細血管の血行・血流が悪くなり、毛の成長期が短くなっていき抜け毛が増えて、成長期が短い毛ばかりが残り薄毛になってしまうのです。
皮脂の分泌が多くなるのも、毛の成長期が短くなり薄毛になるのも、皮脂を取るヘアケアが原因になっているだけで、皮脂の分泌自体が原因ではないのです。
他の皮脂が増える理由
- 動物性(牛・豚)の脂肪の多い食習慣
牛肉や豚肉の脂分を毎食摂る食習慣の人は、皮脂の分泌が増えやすいです。それが過酸化脂質化しやすい皮脂の元にもなっています。
- ストレス過多の生活
ストレスを受けると人はご自分の体を守る為に皮脂の分泌を増やします。その時には交感神経も優位になっているので、毛細血管の血流も制限されるようになります。
- 男性ホルモン
男性ホルモンの分泌が増えると皮脂の分泌が増えます。が、未だかつて男性ホルモン活発で頭皮を指で触るとベタベタと感じる人にお目にかかったことがありません。
皮脂が増えるのも、毛の生育が悪くなるのも男性ホルモンの影響なだけで、皮脂を取っても男性ホルモンに影響を与えることはありません。
皮脂の分泌を促す習慣や方法に薄毛の原因があるのです。皮脂が薄毛の原因ではないということです。そりゃそうです。人の体を守る保護膜なのですから。