フケはあなたの皮膚が剥がれたもの
皮脂膜を取り去るようなシャンプーで、頭皮を清潔に洗っていると、皮脂膜が取れてスッキリしますが、そのシャンプーに含まれる皮脂を取り去る界面活性剤の作用で角質層=タンパク質が変性を起こします。
変性を起こして痛むと体を守れませんから、毎度毎度綺麗に洗髪していると痛んだ角質層の生まれ替わりが激しくなってきます。その剥がれた角質がフケなのです。
フケは不潔だからではない
フケの元は皮膚の角質で、綺麗に洗い過ぎているからです。決して不潔にしているからフケが出ているのではありません。
「不潔だから良く洗いなさい」は、フケ症を改善するのではなく、症状を悪化させてしまいます。
ただ、毎日清潔に洗髪していると、フケが出ていないように見えます。1日洗髪しないとフケが出てくるので「やっぱり洗わないと駄目だわ」なんて思ってしまいます。
毎日皮脂を取り清潔に洗っていると、下手をすりゃ皮膚疾患を患いかねません。
フケ症を改善するには
現在、相談室で頭皮の温浴をしていると、ヘアケア製品の残留が激しい方がいらっしゃいます。頭皮が薬漬け状態になっているような頭皮の人が結構いらっしゃるのです。
だから、何かを使うよりも先に汗をかいてお湯で洗って抜くことが大事で、そのあとに保湿をしてあげる必要があります。
これを2週間から1か月も続けるとフケは消えていきます。が、くれぐれも頭皮を清潔にする洗髪法だけは採らないで下さい。
上記でフケが治らないなら
上記のケアをして1か月してもフケが治らないなら、お使いのシャンプーに問題があるか、何らかの皮膚疾患を患っている可能性があります。
そして、他のフケの原因の為にフケが出ているのかもしれません。どうなのかは、ここで判断はできなので皮膚科専門医にご相談下さい。
それでもダメな場合には育毛相談室にご相談にいらして下さい。
フケの原因はほかにもある
フケの原因は、ほとんど場合は上記のように、清潔にし過ぎることにありますが、他にもフケの原因があります。
- 内臓が疲れている時
- 抗菌処理をしている衣服や枕等に頭皮が触れている時
上記2点の場合は、それらが改善され、触れなくなるとフケは改善されていきます。