塩素が薄毛の原因か?
水道水に含まれる塩素が薄毛の原因になっていると言われ、塩素除去のシャワーヘッドに変えるように助言されました。
塩素が水道水の殺菌に使われ始めたのは、戦後すぐの1945年(昭和20年)頃からです。現代では全国に上下水道が行き渡っていますが、この間に薄毛の人が増えた事実はなく、1980年(昭和55年)代までは薄毛人は少なったのです。
女性や若年層に広がり薄毛の人が増え始めたのは、1990年代に入り毎日頭皮をシャンプーで清潔に洗い始めた頃とカラーを始める女性が急増してからです。
塩素除去のシャワーヘッド取り扱い
育毛相談サイト運営者のセラピストの山田も、1999年頃(平成11年)には塩素除去のシャワーヘッドを取り扱っていたことがあり、自分でもそのシャワーヘッドを使っていました。
確かに塩素を除去した方が肌感覚が良くなるのですが、カートリッジの交換が面倒になり使用しなくなりました。
それで、薄毛になったのかと言うとそんなことはなく、食べる物や体を動かすこと・弊社が提供している育毛方法を実践することで、1999年頃(平成11年)よりも髪の毛が多くなっています。
湯船に浸かる時にどうなる?
最近ではシャワーでお風呂を済ます人が増えていますが、誰でも湯船に15分くらいは浸かっていた経験があるでしょう。特に冬場の寒い時期には温かい湯船に浸かるとほっとしますよね。また、現在でも湯船に毎日10分以上浸かる人もいるでしょう。
湯船に浸かることでお肌の荒れが酷くなったり異常が出たりしたことがありますか?ひどいアトピー体質の人以外は、そんなことになった経験がないと思います。そんなことになった経験があるなら、家の水道水自体を塩素除去にしないと生活が出来なくなります。
特に問題なくお風呂に入り湯船に浸かっているなら、塩素除去に神経質になる必要はないと思います。
どうしても気になる人・塩素に神経質になっているなら、塩素除去のシャワーヘッドにされると言いでしょう。塩素なんかよりも、頭皮を清潔にするようなシャンプーとシャンプー法(皮脂を取る方法)と定期的なカラーの方が余程薄毛の原因になります。
日本の水道水は世界でも数少ない飲める水道水
過去日本の井戸水では、腸チフス、細菌性赤痢、コレラといった水が原因となる感染症(水系感染症)が流行していたのですが、水道が普及して塩素による消毒がされた水を飲むようになってから、これらの感染症が激減しているのです。
日本の水道水は水道法により、1リットル当たりの塩素濃度は1ミリグラム以下で0.1ミリグラム以上の残留塩素が含まれるように義務付けられています。各水道局は目標値を1リットル当たり0.3ミリグラム以上0.5ミリグラム以下にしているようです。
世界の中で、水道水が飲める国は、日本・オーストリア・アイスランド・アイルランド・スロベニア・デンマーク・ドイツ・フィンランド・ノルウエー・南アフリカ共和国の10か国だけです。
極度のアトピー体質の人以外は、神経質にならなくても良いと思います。