毛が抜けて薄毛になるのはどうしてか?
抜け毛が急増して薄毛が発症します。どうして毛が抜けて薄毛が発症するのでしょうか?
それは、休止期が長くなった髪の毛が増えて、立ち枯れた刺さっているだけの髪の毛が増えてくるからです。
以下の図の休止期の期間が長くなり、成長期の期間が短くなっているのです。

刺さっているだけの髪の毛は、いつ抜けてもおかしくない状態なので、シャンプーを変えたり・育毛剤を使ってみたり・いつもしているカラーをしたり・何かのストレスを抱えたりして、頭皮や心身の環境が変わると、その変化に反応して一気に抜けるのです。
抜け毛が増えた後に残った毛次第
通常、髪の毛は十分成長した後→退行期に移行し→伸びなくなる休止期に移行し→4か月程度してから→次に生える毛に押し出されるようにして抜け→次に生える新しい毛が生えてきて→成長期→退行期→休止期→脱毛期・発毛期→成長期、と言うように生え替わるサイクルを繰り返しています。
薄毛になる時には、下図のように「1」の髪の毛から「2」の髪の毛へ、「3」の髪の毛へと順番に生え替わり、成長期が短くなった分休止期が長くなり刺さっている状態が続くだけになるのです。

髪の毛が成長しなくなるのは、毛母細胞内の毛を作り育てる組織の細胞分裂が弱くなっていると言うことなので、頭皮の血行が悪くなっていている状態ですね。
血行の悪い頭皮なので、生え替わってくる髪の毛は細い毛や成長期が短くなっている髪の毛しか生え替わってこなくなります。
髪の毛が抜けた後に残った毛
刺さっているだけの髪の毛が抜けた後に残った髪の毛は、頭皮の血行が悪い状態で生まれているので、細い毛や成長期が短くなったものばかりなので、薄毛になってしまうのです。
下図の「1」の髪の毛が抜けて「1」の毛に生え替わっていれば薄毛にはなりません。そんな時の頭皮は血行も良くて心身も健康だからです。

毛が抜けて薄毛になるのは、頭皮の血行が悪くなっていて生え替わってきている髪の毛が、細いものや成長期が短くなっているものばかりになっているのをご理解頂けるでしょう。
髪の毛を増やすには
髪の毛が増えるようにするには、抜け毛を減らすのではなく、生え替わってくる髪の毛がご自身本来の太さで成長する毛に育つように頭皮の血行を正常に取り戻すことが大事なのが分かりますね。
生え替わってくる髪の毛がどう育つで、薄毛になるのか?薄毛が進行していくのか?髪の毛が増えるようになっていくのか?が決まると言えます。
それに影響を与えるのが頭皮の血行であり、頭皮の血行の為には心身の血行も大事だと言うことです。
ちなみに、育毛剤の効果は使った時だけの効果で、1年2年3年・・・と効果が継続するわけはないので、薄毛を改善するのは難しいです。